サラ金からの借り入れには時効がある

時効と聞いて思い浮かべるのはやはり殺人やその他刑事事件が起こってから、それから定まった時間が経過すると裁判所が起訴できなくなる。または警察がその犯人を追うことができなくなるもの。
例えば無期懲役に当たる思い罪なら事件を起こしてから30年が経たないとその事件が時効を迎えることはありません。
日本の警察は有能ですからむざむざそれだけの時間犯人を野放しにすることは少ないですが、それでもたまにある未解決事件は人々を震え上がらせます。
それと同じく、サラ金からのお金への返済やどこかのお店や業者への支払い。それにも同じく時間が経つと迎える時効が存在します。


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5年経過するとサラ金への返済義務は無くなる

今年改定された法律によってさらに明確化されたこの時効。
サラ金など貸金業者からの借り入れなら5年が経過するとそのキャッシングの返済義務はなくなります。
その他友人など業者でない人からのお金を借りた場合はさらに長く、10年が時効となるのですが、どちらにせよその時効は簡単には迎えることができません。
その時効の条件としてお金を借り入れていることを知らなかった場合。催促が来ていたとしてもそれがわからなかったということを証明するのは難しいです。
そもそもサラ金から借り入れたお金は返済することが大前提であることを念頭においておきましょう。


消費者金融はそう簡単に時効を迎えさせてはくれない

消費者金融にとって利用者が時効を迎えてこれ以上お金を支払ってもらえないのはただなだけです。
なんとかお金を返してもらおうと、時効を迎えることを防ごうといろんな手段に出るはず。
現在は法整備が整っており無理な取り立てを行うことはできなくなっているものの、なんとか支払ってもらおうとするはず。
それでなくとも、裁判所から支払いの請求が来たらそれだけで時効のカウントはストップしてしまいます。
そしてその時効の中断の判断が下されると、時効はその時点で一時中断するのではなく、カウントがゼロに戻ることにより結果的に長い時間を迎えないと時効が成立することはなくなります。
もしその時効が成立したとしてもその情報は信用情報にしっかりと残ってしまうので、後の段階でもし別の業者や会社の審査を受けたとしたらそれで不利になってしまいます。


借金は踏み倒すものではない

お金を借りてもなんとかあの手この手で5年逃げ続けて、一切返済することなく踏み倒せば良い。そんなふうに考える人もいるでしょう。
ですがそもそもそのお金は返済する必要があるお金。借り入れたお金を返済するだけでなく、同時に支払うことになる利息をしっかり支払う必要があります。
サラ金はそのお金が帰ってこないリスク、貸し倒れてしまうリスクを恐れていることもあり金利が高く設定されています。
支払いが最後まで行われなかったとしても、一度に多くの利息を支払わせれば結果的にサラ金側が損することは少ないというわけです。
だからこそ審査が甘いということも言えるのですが、一番理想的な展開ははじめから審査が厳しかったとしても良い条件でキャッシングを行い、その借り入れたお金を返済し、同時に利息の支払いもしっかりと行うということ。
その返済が遅れた実績、そして時効を迎えたということは信用情報にも響くのですから。


債務整理など返済を助けるサービスを利用する

返済完結のために利用できるサービスや手立ては多いです。
たとえば複数のローンを一つにまとめることができるおまとめローンの借り入れ。または他のローンに借り換えること。
そして代償を求められるものの効果が大きい債務整理など、返済完結に近づくために起こすことができる行動は多いです。
他のキャッシングよりも利用しやすいこともありついつい限度額いっぱいまでカードローンは借り入れてしまいがち。
しっかりと節制した借り入れを行いましょう。