ひと昔前では、お金を借りるならサラ金だ。こんな風に思っていた方がほとんどだと思います。前の銀行はもちろん、法人の融資には積極的でした。しかし個人の借り入れは行っていたことにはいたのですが、力は入れていません。宣伝も今ほどしていなかったので、個人の借り入れが出来たことも知らないかも知れませんね。
しかし、今の銀行は積極的に個人の融資を行っています。それはなぜでしょうか?理由はとても簡単です。ただ儲かるからです。銀行も株式会社なので利益を上げなければなりません。
そのために、どんどん消費者金融に乗り出していったのです。これから、サラ金と銀行の関係性について紹介していきたいと思います。
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●消費者金融に乗り出す銀行
今の銀行はアベノミクスで一時的に売り上げを伸ばしているように見えますが、それは一時的なものです。お金を借りてくれるところが少なくなり、借りてくれたとしても割に合わない低金利。それに今は、楽天銀行やソニー銀行などのネット銀行もどんどんと、金融業界に参入しています。銀行はもはや自分の領域だけでは、生き残れなくなったのです。
大手銀行は今までは、小さな会社の融資は基本的に行っていませんでした。しかし、そう言ってはいられないので、どんなに小さな会社でも融資をするというスタンスに数年前からなりました。
そうなると、困るのが地方銀行です。大手銀行にどんどんと顧客を奪われていったので、経営が苦しい状況です。
大手銀行もさらなる顧客を求めて海外に進出していく流れになるでしょう。
●サラ金と手を組む銀行
手を組むことは、銀行とサラ金の両方にメリットがあります。
まず銀行は、先ほども申し上げましたが法人の営業に力を入れています。つまり小口の融資に時間を割くことが出来ません。それに取り立ても銀行は、電話を掛けることぐらいしかできません。それを傘下に置いているサラ金、または提携しているサラ金の業務を代行してもらうのです。
次にサラ金のメリットを説明します。サラ金もさらなる顧客の獲得のために、銀行の顧客情報が欲しいのです。銀行の顧客は基本的に不良債権がありません。つまり良質な顧客情報を手に入れて、さらに規模を拡大。これがサラ金の狙いなのです。
この銀行とサラ金の関係性はどう思いますか?銀行でお金を借りたのに、取り立てにくるのはサラ金である。これを不思議に思っていたかたもいたのではないでしょうか。
これからも、どんどんと両者の関係性は深くなっていくでしょう。
もしかしたら、キャッシングに銀行とサラ金の垣根が無くなる日が来るかもしれませんね。